大分時間が経ってしまいましたが、2月に旅行したオランダの記録を綴って行きたいと思います。 今回の旅の目的は、オランダ生まれの偉大な画家、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの作品を見に行く事でした。最初は評論家の小林秀雄が残した「ゴッホの手紙」という評論集を読んだのがきっかけでした。正直これまで僕はゴッホという画家について、「狂人の画家」という一般に知られている以上のことは知らずにいました。それがこの本で紹介されている、彼が弟に宛てた大量の手紙を読んで、彼の正直で純粋な魂の叫びに触れ、僕の魂も大きく揺さぶられました。 そしてこの本のあとがきで、オランダには有名なゴッホ美術館(アムステルダム)の他にもうひとつゴッホの作品を大量に所蔵している美術館があることを知りました。オランダはドイツの隣国で、ベルリンからでも飛行機で2時間弱の距離にあります。 ヨーロッパに居ながら実はそれ程観光をしている訳でもなく、この機会を逃すとまたいつ行けるか分からないと思い、直ぐに飛行機のチケットを予約し、現地に行って来ました。 今回より、3泊4日でアムステルダムを中心に観光してきた旅行記を不定期にて連載をして行きます。 「プロローグ」 http://www.tomohisa54.com/jp/travel/201202Holland/Holland_01.html オランダ旅行で撮りためた写真と、録りためた音で作成した映像作品 「Netherlands in February 2012」