2016年6月15日水曜日

Kleingarten




先週の土曜日、友人からのお誘いでバーベーキューに行ってきましたので、その時の写真を載せておきます。



ベルリンにはアパート暮らしで庭を持っていない人が大半なので、そういう人たちのために庭だけを別に貸し出す(または売り出す?)システムがあるようです。

今回招待してもらった人たちの話では、頭金に数十万、そして毎年数万円の賃料および共益費がかかるとのことで、彼らは友人同士でこの庭を使っているそうです。


広々とした敷地、という訳ではありませんが、畑仕事をするには十分な広さでした。
ここでは野菜、花やハーブなど、好きなように栽培しているようです。
僕達も初めて聞くハーブをその場で摘んで食べさせてもらいました。


冬は農作業ができないのと、ただひたすら寒いので、庭を使うことはほとんどなさそうですが、夏の間は町の喧騒を離れてゆっくり過ごすにはいい場所だと思います。


こういったKleingarten(小さな庭)が街の一区画に密集しており(それをコロニーと呼ぶようです)、これと同じようなのがベルリンの郊外に多くあります。家から自転車でも来れる距離にあったりするので、その手軽さも人気の理由なのでしょう。(庭を借りたい人が多いので倍率も高いそうです)




いかにもヨーロッパな感じです。
おじいちゃんにドイツの地理について少しだけ教えてもらいました。



ノートパソコン


もう7年近く使っている小型のノートパソコン。
まだ現役バリバリなのです。

元々はWindowsXPが入っているのですが、一昨年のサポート終了を受けてLinuxを導入しました。最初はものすごく苦労しましたが、慣れてくるとLinux(Mint)はとても使いやすいです。WindowsにはWindowsの良さがありましたが、OSのバージョンアップシステムに納得がいかないことと、Windowならではの煩わしさ、危険さもありました。

WindowsXP自体はとても使いやすかったのと、まだ使えるソフトがあるのでオフラインで使っています。

とまあ、OSの面では大きな問題を乗り越えたのですが、長年使っているとハード(PC本体)の方にも時折問題が出てきます。と言っても毎日ガンガン使っている割にはよく動いてくれていると思います。

これまではバッテリーの交換、AC電源の交換をしました。これらはいずれも新しいものを買うことで簡単に解決できました。

しかし今回は電源ボタンを押してもBIOS画面が出てこない(電源は入るが起動しない)という、今までにない状況に至りました。
ということで、ネットで色々と調べた結果、PCに内蔵されている電池を交換した方が良さそうだということなりました。

デスクトップ型のパソコンを開いたことはありましたが、ノートパソコンとなるとさすがに難易度が高そうです。それでもやらないことにはパソコンを買い換える以外の道がなさそうなので、これまたネットで解説してそうなサイトを探して自分でやってみました。




解体していく順番とネジの場所さえおさえておけば、なんとかなりそうです。

未知のプラモデルを組み立てるような緊張感。

それと、マザーボードとかその他の部品て、視覚的にも不思議な魅力があります。じっくり見ていると、工場施設が立ち並んでいる場所に立っているような感覚になります。




写真の右上にある黄色い物体がその電池になるのですが、結局マザーボードを外すところまでいかなくてはなりませんでした。

最終的になんとか交換もでき、無事復活しました。

こういう問題が生じた時には、ほぼ毎回ネットで調べて解決策を探しています。
やっぱりネットって便利なのです。
ただ、便利すぎる面も多大にあって、その距離の取り方に苦労するのですけど。

ということで、このノートパソコンにはまだまだ現役で頑張ってもらいたいです。


2016年6月3日金曜日

その先へ



案内が随分と遅くなりましたが、4月より開催している展示のお知らせです。
(以下、ウェブサイトに載せたものと同じ内容になります。)
http://www.tomohisa54.com/jp/event/201604_Weitervorwaerts.html


約一年振りの展示となる今回は、新作8点+旧作2点を公開しています。

前回の展示以降、日本への一時帰国がありました。そして南フランスのアルルでの滞在を機に、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの作品と言葉(書簡集)にどっぷりと浸かる日々を過ごしました。彼の影響で、デッサン教室に2ヶ月ほど通いました。そんなこともあって、僕は昨年あたりから風景画を描くことに興味が出てきています。

今回の展示では、まだ風景画を描く準備が整っていなかったので、これまでと同じように、自分の内面から、混沌の中から出てくるものを捉える方法で制作を行いました。心の中では風景画に気持ちが少し傾いていたものの、一度制作を始めると非常な緊張感を持って画面に向き合うことができました。

また、今回新たに感得したことがあります。それは、混沌の中からジワジワと浮き上がってくる何かに対して、自分にとってより心に響くものを選べるようになったことです。これまでは、何か形が見えるだけで興奮して、すぐにそれを選んでいたと思います。しかし、繰り返し制作している内に、段々とその興奮も小さくなってきて、物事を冷静に見ることが出来るようになってきたのだと思います。(でもやっぱり「いいもの」に出会えたらすごく興奮します。)

さはさりながら、制作はいつも順調に行くとは限りません。混沌の中でいくらもがいても何も見えないこともあります。そういう時は、取りあえずの形を決めて、そこからああでもない、こうでもないと試行錯誤しながら進んで行くしかありません。中途半端で不愉快な時もありますが、ここで更にもがいて失敗したとしても、その失敗の解釈の仕方次第で、それは新しい道につながることが多いのです。

 とまあ、自分としてはその時その時で満足の行く作品を作っているつもりで、今回も制作の過程で作品も自分の少しだけ成長できたと感じているので、あとは第三者であるお客さんがどんな反応をするか、それを見るのが楽しみです。

7月2日まで。






FORM ART 2015



もう1年前の展示について、今頃になって記事を書いたので一応載せておきます。
内容はウェブサイトに載せたものと同じです。
http://www.tomohisa54.com/jp/event/201504_FORMART.html


4月17日から3日間、ハンブルク近郊の小さな街の小さなアートメッセに出展してきました。このメッセは毎年開催されているようで、前年の11月頃にネットで公募をしているのをたまたま見つけ、申し込んだらめでたく通過したので、参加してきました。

参加しているのは皆個人の作家さんで、ギャラリーが軒を連ねて商売をする大規模なメッセと比べて、いたってほのぼのとしていました。参加人数は50人前後、来場者は1000~2000人、といったところでしょうか。今年はハンブルクで同時期に美術館が夜遅くまで開館しているという大きなイベントがあって、その影響もあって来場者が少ないと主催者が嘆いていました。他の作家さん達も、今年は景気が悪いなあ、とボヤいていました。

さて、僕が今回持っていった作品は全部で13枚で、旧作が中心でこの展示に合わせて描いたのは4枚でした。何が大変だったかって、作品をここまで運ぶのが一苦労でした。最初長距離バスでの運搬を考えていましたが、バス会社に問い合わせたら、荷物が大きすぎるので断られてしまいました。電車だと高いし、一度ハンブルクまで行ってそこからまた電車とバスを乗り継いでこの街までこなければならないので、考えただけでもゾッとします。

そこで、今回はBlaBlaCarという、ドイツでは有名なサービスを利用することにしました。簡単に説明すると、車でベルリンからハンブルクまで用事があって運転する予定の人がいます。でも一人での移動なので、座席が空いています。そこで、その座席を売りに出してしまおう、というサービスなのです。その人がBlaBlaCarのサイトで日時と値段を書いて、それを見た別の人が条件に合うと判断したら交渉開始で、料金は直接支払いになります。

最初は不安でしたが、友人も利用したことがあって、運転手次第だけどとても快適だということだったので、ダメ元で利用することにしました。僕は荷物が大きいので、トラブルを避けるためにも、最初から状況を説明して、2座席分支払いました。と言っても長距離バスとあまり値段も変わらないし、とてもリーズナブルと言えます。運転手さんのページでは過去の履歴から評価を見ることができるので、評判の良い人を選びました。お陰で快適に移動できた上に、グリンデという街はハンブルクの手前にあるので、僕の行きたい所まで送ってくれました。場合によってはトラブルもありそうですが、融通が効くし、基本的には大満足のサービスでした。

作品が売れることはありませんでしたが、普段他の作家さんとほとんど交流しない僕にとっては、年代も違ってそれぞれ個性的な作家さんたちと知り合うことができたのが、とても新鮮でした。たまにはこういう機会があってもいいのかなと思いました。