切り傷と死ぬ夢



最近は時間が経つのが本当に早いです。

月曜~金曜の午前:ドイツ語学校
水曜~金曜:2時~6時:寿司屋のバイト
ドイツ語の復習、制作・・と書き出すと、意外とそんなに忙しくも無さそうですが、これ以外にも気になることがあると直ぐにネットの海に船を出してしまうので、いつも気付くと夜中の3時で、いい加減寝よう、ということで一日が終わっていきます。


寿司屋のバイト、どうにも僕には包丁を使った作業が向いていないようです。
もっと慣れてくれば違うのかも知れませんが、ぎこちなく、他の人の様になかなか上手く切れません。
逆に、先週は指を包丁で切ってしまいました。

全く初めての体験だったので、血はどんどん出てくるわ、動揺しておろおろしてしまいました。
店長のリーさんが丁寧に応急処置をしてくれた時は、その優しさに涙が出そうになりました。
店の人は皆驚くほどいい人ばかりです。
人なつこく、目がきれいな人が多い。
また、英語を話せる人が殆どいないので、覚えたてのドイツ語の練習の場になります。

で、指は今は絆創膏を取っても大丈夫になったのですが、そのパックリ開いた傷跡を見ていて、
これが戦争だったら、水木しげるのように腕を吹っ飛ばされることもある訳で、
そういうことを想像するだけでもぞっとします。
ぞっとしますが、そいういうことに想いを馳せることができただけでも、それはそれで良かったかなとも思います。

それに関連して、そういえば、こないだは夢で死ぬ瞬間の雰囲気を味わうことがありました。
どういうことかと言うと、状況設定はいまいち判然としないのですが、街中ですが恐らく戦場だったのでしょう。
すごく短い夢でした。
僕は兵隊?もしくはジャーナリストか観光者か何かで、敵方の攻撃から身を守る為に柱の陰に隠れていました。

そこに手榴弾のようなものが、僕の足元に転がってきました。
爆弾だと気付いた僕は逃げようとしますが、次の瞬間大爆発することももちろん知っています。
そこで僕は「ああ、僕は本当に死ぬんだ。意外と自分だけは何が起きても死なないものだと思っていたけど、これから僕の体は吹き飛ばされて僕の意識もここまでなんだ。」と強く実感します。真っ白な画面でした。

と、都合のいいことにここで夢は終わるのですが、ものすごく現実味のある夢でした。
だから何だ、という訳ではないのですが、どんなにもがいて見せても、やっぱり自分も死ぬ時は死ぬな、と当たり前の事を改めて感じたので書き記しておこうと思います。


今週末よりいよいよ、ベルリン第一弾の展示が始まります。
制作は、順調、ということにしておきましょう。
展示点数が2点までと決まりがあるのですが、とりあえず10枚描いてから出展作品を決めようと思っています。



筆者のウェブサイト
http://www.tomohisa54.com

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